手わざの細道

女優の山口智子さんがプロデュースした「手わざの細道」という番組を見ました。
(ウェブサイトはこちら

長年受け継がれてきた「手わざ」を持つ職人さんたちを山口智子さんが訪問してその魅力を伝える、という内容です。
物にまつわる秘話や、物が作られている現場にとっても興味があります。
新聞テレビ欄の紹介記事でこの番組を見つけて、ゼッタイ見なきゃとチェックしていたのです。

ガラスペン、江戸小紋、江戸木箸、桶、指物など江戸の技術を今に伝える職人さんたちが紹介されていました。
大量生産ではとても出来ない緻密な技、ひとつひとつ理にかなった無駄のない動きに見とれてしまいます。
「職人」を目指して勉強中の私ですが、職人を名乗れるようになるにはかなり程遠いなあと思いました。

「手仕事」の職人さんたちの仕事場に共通していたのは道具の美しさでした。
代々受け継がれてきた道具、戦火をくぐり抜けてきた道具もあれば、
職人さんが自作した道具もありました。
長年受け継がれていく技術を支え、精巧な美しさを生み出す道具そのものが芸術品のようでした。

1時間15分の番組でいろいろな手わざを見ることができましたが、
盛りだくさんすぎて、一つ一つの手わざをもっと掘り下げて見たいと思いました。
今回は東京下町と京都の手仕事でしたが、日本津々浦々のすばらしい手仕事もこれからどんどん紹介していただけたらなあ、と思いました。

地上波では放送が終わってしまいましたが、BSジャパン
4月21日(土)の16時〜17時15分で再び放送される予定です。
関心のある方は是非ご覧下さい!