世界ウルルン滞在記

先ほど放映された「世界ウルルン滞在記」
危うく見逃す所をクライアントさんがメールをくれまして、無事見ることができました。

賀来千香子さんがベルギーの王室御用達の老舗デルボー社の職人さんの御宅にホームステイして、賀来さんオリジナルデザインのバッグを作るのです。
老舗の職人さんの自宅仕事場が見られるとあって、賀来さんの手元よりも背景の方に目が行ってしまいます。
デルボー社の現役デザイナーさんの言葉の端々も聞き逃せません。
(エレガントに持ちたかったらマチ幅は薄めに、との事でした。)

今回使われている革の原価はなんと!10万円!!
パーツの切り出しに8時間かかったそうです。
そんな革を裁断しろ、と言われたら賀来さんでなくても手が震えます・・・。
縫製中もかなり緊張している様子がダイレクトに伝わってきて、見ているこちらも息を詰めてしまいました。
うっかりして胴に余計な針穴をあけてしまったときの脱力感。よ〜く分かります。
職人さんのマンツーマンの指導で黒とオレンジのバッグが無事縫いあがった時は、ほっとしました〜。

個人的な感想ですが、内袋のポケット付けや口のファスナー付け作業のところを見せてもらいたかったです。
それにしてもバッグメーカーの全面バックアップに加えて、老舗の職人さんに付きっ切りで指導してもらえて、ものすごくうらやましかったです。
何回も見直そうと思い、しっかり録画しました。
本場ヨーロッパの工房を見られる機会はほとんどないので、こういう番組をやってもらえるとすごく嬉しいです。